先日昨年の株主優待券を使うために札幌市内で展開しているスポーツクラブZIPへ行ってきた話をメインブログに書きました。
子供が水泳教室に通っているため、水泳用具等と交換できる3000円分の株主優待券はとてもありがたいです。
第42期営業のご報告より
今回は期末配当とともに第42期営業のご報告という報告書が同梱されていました。
その中の連結賃借対照表をみてみます。
流動資産の現金及び預金が大幅に減っている、と思いきや固定資産の有形固定資産がかなり増加しています。
営業利益の規模から考えるとかなり潤沢な資金を持ちほぼ無借金という進学会。
キャッシュリッチな会社でこれ以上資金を調達する必要もないためか、株価をあげようという意識はあまりみられない会社のよう見えて仕方がありません。
ただ配当利回りと優待利回りを考えるとなかなかお得な銘柄であることは間違いがないのと株価の値動きがあまりないということもあり、長期保有でも安心していられるというメリットもあります。
持ち株会社へ移行
札幌市内にお住まいの方にとっては馴染み深い会社ともいえる株式会社進学会ですが、今年の10月から持ち株会社へ移行することになりました。
10月以降は株式会社進学会ではなく、株式会社進学会ホールディングスとなるそうです。
持ち株会社化することにより、今後より一層の多角化を目指すということなのでしょうか。
夏合宿を北海道で
報告書の中で面白いと思ったのがこちら。
涼しい北海道で夏合宿をするというものです。
500人規模の中学高校受験の勉強会ということですが、残念ながら今年の北海道は猛暑で7月上旬現在ではあまり涼しさの恩恵を受けることができていません。
今後はどうなるのかわかりませんが、湿度がそれほど高くないので本州方面からいらっしゃった方々にはすごしやすいのかもしれませんね。
暑いと頭もぼーっとして勉強をしてもなかなか頭の中に入ってこないことも考えられますから、北海道という土地で気分転換と受験生同士の刺激を受けるということを考えるとなかなか面白い企画だと思います。
学習塾は全国で78本部
北海道に住んでいると北大学力増進会という名前で昔から運営されているため、進学会の名前にはあまり馴染みはないのですが、全国的には進学会と統一されているようですね。
北海道内には17ヶ所の本部があるようですので、残り61ヶ所は北海道外で展開されているということになります。
スポーツクラブは札幌市内3施設のみ。
おそらくこれ以上増えるということは現状考えにくいように思います。
株主優待券は別途申し込みが必要
通常株主優待券等は配当か報告書と一緒に送付されることが多いのですが、こちらの会社は株主優待を希望する場合は上記のハガキを送付しなければなりません。
株主氏名か株主番号のどちらかを記入し、その下のアンケートに答えてからでないと株主優待券は送られてこないのです。
少々面倒といえば面倒ですが、株主の中には株主優待券は使用しないという方もいるのかもしれませんから、効率的といえばそうなのかもしれません。
札幌市内ですと学童期の子供がいない大人でもスポーツクラブZIPで体験やプロショップで利用することができますが、他の地域ですと学習塾での利用に限られてしまいますから。
スポーツクラブで株主優待券を有効活用できる方であれば、学童期のお子様がいなくてもちゃんと優待利回りとして考えられますね。
1単元5万円台で購入が可能ですので、今後の成長性が不透明であるというデメリットを除いたとしても配当と優待の利回りは魅力的だと思います。